2026年上半期の韓国ドラマは、地上波が久しぶりに存在感を示した時期でした。視聴率上位をMBCの金土ドラマ2作が分け合い、ケーブルではtvNが話題性を獲得しました。Netflixオリジナルも国内話題性1位を記録しました。
このページは上半期を視聴率・話題性の二軸でまとめます。視聴率はニールセンコリア全国基準、話題性はグッドデータ・ファンダックスTV・OTT統合週間基準です。これら二つの指標はしばしば食い違い、食い違う点がむしろその作品の性格を物語っています。
| 順位 | 作品 | チャンネル・編成 | 最高視聴率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 21世紀大君夫人 | MBC 金土 | 13.8% (最終) |
| 2 | 判事イ・ハニョン | MBC 金土 | 13.6% (13話) |
| 3 | アンダーカバー・ミス・ホン | tvN 土日 | 13.1% (15話) |
| 4 | 素敵な新世界 | SBS 金土 | 11.8% |
| 5 | 新入社員カン会長 | JTBC 土日 | 11.0% (8話) |
上位5作品のうち4作品が金土または土日編成です。週末の夜が依然として韓国ドラマの本拠地であることを意味します。
アイユとピョン・ウソクが主演を務めたMBCの金土ドラマです。最終回全国視聴率13.8%で上半期1位を記録しました。
話題性でも強さを見せました。アイユは4月初め(14週目)にグッドデータ出演者話題性1位になりました。視聴率と話題性を同時に獲得した上半期の代表作です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| チャンネル・編成 | MBC 金土 |
| 放送 | 2026年1月2日 ~ 2月14日 |
| 話数 | 全14話 |
| 主演 | チソン |
| 最高視聴率 | 13.6% (13話) |
| 瞬間最高 | 17.2% |
| 最終回 | 全国12.8% / 首都圏13.2% |
瞬間最高17.2%という数字がこのドラマの性格を示しています。特定のシーンに視聴者が集中したという意味で、このような曲線はサスペンスが強い作品で見られます。新年の幕開けとなる1月編成でこれほどの数字を記録したのは異例です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| チャンネル・編成 | tvN 土日 |
| 放送 | 2026年1月17日 ~ 3月8日 |
| 話数 | 全16話 |
| 最高視聴率 | 13.1% (15話、首都圏14%) |
| 背景 | 1990年代末の汝矣島 |
| ジャンル | レトロオフィスコメディ |
視聴率では3位ですが、話題性では上半期序盤を席巻しました。2月初め(6週目)にグッドデータ統合ドラマ話題性1位になり、当時トップ10をtvN作品3作が独占しました。
1990年代末の汝矣島を舞台にしたオフィスコメディという設定がこの作品の強みでした。世紀末の会社文化という題材は、今見るとコメディになり、同時に郷愁を誘います。
素敵な新世界(SBS 金土、全14話)は最高11.8%を記録しました。イム・ジヨンは6月中旬(25週目)にドラマ話題性1位になりました。視聴率が4位なのに話題性がその時点で1位だったということは、後半になるにつれて勢いが増したという意味です。
新入社員カン会長(JTBC 土日)は8話基準で最高11.0%でした。
OTTの方では、Netflixオリジナル ブラッドハウンド シーズン2が4月初め(14週目)にグッドデータ ドラマ部門 話題性1位(占有率21.20%)を記録しました。放送ドラマと同じ表で1位を獲得した点が意味があります。
| 作品 | 視聴率 | 話題性 |
|---|---|---|
| 21世紀大君夫人 | 1位 | 出演者話題性1位 (4月初め) |
| アンダーカバー・ミス・ホン | 3位 | 統合ドラマ話題性1位 (2月初め) |
| 素敵な新世界 | 4位 | ドラマ話題性1位 (6月中旬) |
| ブラッドハウンド シーズン2 | 集計対象外 | ドラマ話題性1位 (4月初め) |
視聴率は本放送を見る人を数え、話題性は語る人を数えます。地上波の週末ドラマが視聴率で優位に立ち、tvNとNetflixが話題性で優位に立つ構図が上半期を通して繰り返されました。どちらか一方だけを見ると半分を見落とします。
上半期をまとめたので、今見るべきものも合わせて見てみましょう。2026年7月10日時点のデータです。
| 作品 | チャンネル・編成 | 放送 |
|---|---|---|
| 結婚の完成 | KBS2 土日 | 7月4日開始 |
| 家族関係証明書 | MBC 毎日 | 7月6日開始 |
| 共感細胞 | ライフタイム 土日 | 7月4日開始 |
| 愛を処方いたします | KBS2 週末 | 1月31日 ~ 7月19日 |
| 赤い真珠 | KBS2 毎日 | 2月23日 ~ 8月7日 |
| 作品 | チャンネル・編成 | 初放送 |
|---|---|---|
| アパート | JTBC 土日 | 7月11日 |
| 君にドリーム | ENA 月火 | 7月13日 |
| ゾクゾクする恋愛 | tvN 土日 | 7月18日 |
| 愛が来る | KBS2 | 7月25日 |
夏の編成が本格的に始まります。tvN 土日の枠にゾクゾクする恋愛が始まるのが目を引きます。上半期にはこの枠でアンダーカバー・ミス・ホンが話題性を生み出しました。
2026年上半期の視聴率1位は21世紀大君夫人(MBC 金土、最終13.8%)で、判事イ・ハニョン(13.6%、瞬間最高17.2%)とアンダーカバー・ミス・ホン(13.1%)が続きました。話題性ではアンダーカバー・ミス・ホンが2月初めを、ブラッドハウンド シーズン2が4月初めを、素敵な新世界が6月中旬を占めました。
半年を振り返ると、地上波の週末ドラマが視聴率を、ケーブルとOTTが話題性を分け合った構図が鮮明です。視聴率の表だけを見るとtvNとNetflixが何をしたのか見えず、話題性の表だけを見るとMBC金土ドラマの底力が見えません。
7月の編成はすでに始まっています。下半期決算でどのような名前が挙がるかはまだ分かりません。